「あーあ、早く小枝子に逢いてーなぁ」


俺の大好きな小枝子に。



「……お前の頭の中は小枝子ちゃんしかねーのかよ」


裕樹が呆れたように言った。




「当たり前だろ?俺は小枝子がすげー好きなんだから」


俺にはもう、小枝子しか考えられない。




「……それはもうわかったって」


裕樹にはわかんねーみたいだな、小枝子のよさが。




「小枝子って、ほんといい女だよな」


可愛いし美人だし、頭いいし、で持って素直だし。




「……あ、ああ」


ほんと、なんにも言うことねーよな。




「小枝子ーっ」


好きだーっ。