弱男強女




何分か沈黙が続いた

でも全然気まずいってわけではない

こんなの慣れっこだから

そんなとき静かな部屋に響く声

「ねえ、あっちゃん…」

いきなり正座しだすひろくん

「なーに」

ひろくんに背中を向けていた
アタシは少し振り向いた

「いきなりなんだけど…さ、僕あっちゃんのこと好き」

顔を赤くしながらいきなり
言い出したひろくん

突然のことにアタシも
顔が赤くなってるだろう