「別れよ」 今から正味五時間ほど前、突然の彼氏から別れを告げられた。 こうなることはだいたいわかってた。 彼にとってあたしは、本当の彼女じゃないんだ。…本命は別にいる。 その話をある人から聞かされたおかげで、あたしは別れを受け入れることができたんだ。 "ある人"が居なければ、あたしはこれから先もずっと…彼に二股をかけられていただろうな。