真っ黒な背表紙の本

「アナタは、『真っ黒い背表紙の本』というケータイ小説を読みました。」

「とある人が、とある本を見つけるお話でした。」

「どういうわけか、物語の内容は自分のことです。」

「アナタは奇妙に感じながらも、この物語を読み終えます。」

「そして本を閉じた、その時――」