先輩、ご機嫌に笑ってるけど、豆入りの黒砂糖アメって、もしかしたらじいちゃんばあちゃんが好きなアメなんじゃ…


「そうなんですか?ありがとうございます」


両端をキュッと引っ張りアメを出して口に入れた


何だか柔らかい甘さ


「うん…美味し…」


懐かしいような甘さを味わいながら、私は宿題を終わらせた


珍しく先輩より先に宿題を終えた私は、先輩のノートを眺めていた


「何?」


「難しそう…」


「授業聞いてたら大丈夫だぞ?」


「私、あんまり勉強、好きじゃないから…」