放課後の事を勘ぐられないようにしなきゃと、思えば思うほど焦る


｢ハハハ〜風花、からかうと面白〜い！｣


｢琉衣〜！｣


私は小走りで教室へ向かう琉衣を追いかけた


｢でも、情報屋の私としては、もう少し王子様の情報をGETしなきゃ！｣


｢そ、そう？あまり関わらない方がイイってば！｣


｢でも、趣味とか、好きな芸能人とか、女子達が喜ぶ情報くらいないとさ〜｣


｢ふ〜ん…私は知らないからね｣


私は琉衣の情報収集の意欲に、圧倒されつつ、放課後のことだけは、誰にもバレないように祈った