私は結局、寝ることが出来なくて、座ったまま、空を見上げた


首…痛い…


我慢が出来なくなって、首を下に向けたり、回したりした私


「なぁ…首、痛ぇんなら帰っていいぞ」


「え?」


「俺の手が必要ねぇみてぇだし…」


ゲッ!コイツ、さっきのこと、まだ根に持ってるよ…


「い、いや…私、頭重いから、先輩の手が痛くなるんじゃないかなって…」


私ったら、何言い訳がましいこと言ってんの?


「頭重いって…こんなちっちぇ〜くせに」


先輩は苦笑いをしながら私の頭をクシャッとした