隣でテキパキと宿題を片付ける先輩


ゲッ!みるみるうちに問題解いちゃってる


私は負けじと頭をフル回転


窓から外も見ず、先輩のスピードを意識しながらシャーペンを動かした


「終了〜!」


ほぼ同時に宿題を済ませ、サッサとカバンに入れる


私達は屋上に向かう階段を上がった


放課後とはいえ、部活している生徒はいるし、誰かが屋上にいたらどうしよう


コイツと付き合ってるとか勘違いされたら…


「ホラ!急げ!」


「あっ…はい」


誰もいませんように──…