「先輩!遅〜い!」


「ワリィ〜慎一がお前と話したいってしつこいから、断ってた」


先輩はそう言いながら、私の隣に座った


それと同時に、すぐに図書室のドアが開き、池部先輩が入ってくる


な、何?


「浩輝〜!1分だけでいいから!な?彼女と話す時間くれよ〜」


「…ったく…1分だけだぞ!」


先輩が携帯を取り出し、時計を見ている素振りをした


「あっ!前に会ったけど、俺、浩輝の幼なじみ!アイツがどんな手を使って、風花ちゃん捕まえたのか知りたいんだけど?」