先輩は赤くなった私の頬に軽く手を当て、私の唇に優しくキスを落とした


私は目を瞑り、そっと触れただけのキスなのに、私の唇は先輩の唇の感触を覚えようとしている


唇が一瞬離れて、私は息を吸った


角度を変えて、もう1度、唇が重なる


本棚に押し付けられた状態の体勢で、少し長めのキス


「ん…」


唇が離れて、先輩が一言


「イチゴアメの味がする」


「あっ…さっき食べちゃって…」


キスをしたこともあり、緊張を隠せない私はどうしていいかわからず、下を向いた