とうとうやって来た月曜日


教室に入るなり、琉衣が私の方に駆け寄ってきた


「風花!この前はホントごめん」


「え?」


「王子様のこと…悪口言ったんじゃなくてね…あの…」


あぁ…ファーストフード店でのこと、スッカリ忘れてた


「私こそごめんね〜何かつい…感情的になっちゃって」


「好き…なの?」


琉衣が私の顔を覗き込む


「ん〜ワカンナイ…皆の王子様だもん…私なんて…」


好きだなんて言えないよ