笑って席に着く琉衣を横目に困惑の表情を隠せない


まさか先輩の話は出来ないし、何て言おうかなぁ〜


授業中はそのことばかり考えてて、ちっとも頭に入らなかった




授業が終わると真っ先にやって来た琉衣


「風花!さっきの続き!」


「え?続きなんてないもん」


「そんな可愛く言ってもダメ!」


琉衣は私の席の前の椅子に座った


「昨日、帰りに校門のところで先輩達何人かが話してるのを聞いたの!あの転入生は王子様の幼なじみなんだって」