「聞いたの!昨日の帰りに先輩達が話してる隣を通った時に!」


「ふ〜ん…で?さっき、アイツ、よろしくなって言ってたけど?何の話?何か思いっきりさっきの執事と親しそうだったよ?」


私は頭をクシャクシャした


私の頭じゃ誤魔化しきれないよ〜


その時、授業の開始を知らせるチャイムがなり、私達は廊下を早歩きで教室に向かった


「後で教えてよね!」


「だから何でもないってば!」


「隠し事したら、もし、好きな人が出来ても情報、教えてあげないよ?」