「え?何するかわかんねぇって…誰に?私に?」


「いや、お前に何かするとかじゃなくてさ〜俺の王子様の座が取られるかもしれん」


先輩は笑いながらそう言って、アメを机に置いた


「やっぱり王子様でいたいんですか?」


「ん〜そうだな〜俺を王子様って知らねぇ奴がいなくなるまでは、王子様でいてぇな〜」


「そんなもんですか?」


結局はモテたいだけのくせに!


下心見え見えだよ


私はアメをポケットに入れた


少し話して気持ちも落ち着き、私はやっぱり昨日、言い過ぎたことを謝ろうと口を開けた