「今回の事で無事解決できたら、
戻れる可能性もある。


けどここの学校にも、
迷惑が掛かるし、
一番心配のは美佳なんだ!!」


「何で?」


「マスコミがこれ以上詮索すると、
美佳が餌食になって、
美佳の親とも会えなくなる。


俺はどうしても、
それだけは避けたいんだ。


毎日ベッドの中で、
抱きしめてやるからな?」


先生は恥ずかしくなく言った。


けど芽衣や順平君は、
私と先生の顔を見て、
ニヤリと笑いを見せてきた。