俺は美佳と暮らしていた
マンションに急いで向かった。


「アイツは待っている。」


「嘘だろう?
離婚届を提出したと、
親父から聞いたぞ?」


俺は順平に対して、
冷たい態度を取ってしまった。


「俺は負けたよ。
美佳ちゃんの心は誰にも、
入る事は出来ない。


ただ言えるのは、
芳樹お前しか無理だ。」


「アイツは、
何度もごめんと・・・。」


俺が言う前に、
順平の言葉で遮られた。