「初めまして。
担任のいとこに当たる
小倉順平と言います。」


新学期が始まってから、
順平さんがやって来た。


「席・・・は・・。」


「彼女の隣がいい!!」


先生の言葉を制して、
順平さんが私の隣に座った。


「宜しくね。」


「うん。」


やたら笑顔の順平さんに、
私は言葉を失った。