「見ろよ。」


先生の声が聞こえて、
私は目を開けると、
先生の体に大きな傷があった。


「何でそんな傷があるの?」


「ここには他人の心臓が、
入っているんだよ。」


「他人の心臓?」


「ああ。
俺は昔心臓病を持っていて、
余命宣告まで受けていた。」


「先生が?」


「ああ。」


私を椅子に座らせて、
先生も横に座った。