「嬉しいくせに。」


その言葉に、
先生のスイッチが入った。


「お熱い事ね。」


「そうか。」


「いいじゃないの。
自分も昔は一杯したくせに。」


「ゴホン””」


先生の両親の会話なんて、
全く耳に入っていない。


だって先生のキスによって、
私の頭の思考回路は0。