私は南条美佳。
高校2年生。


「美佳?
今日は何処か行かない?」


「ごめん。」


「そっか。じゃあね。」


友達が誘っても、
私は断っている。


家に帰ると、
いつもの男達が立っていた。


「よお!!」


「何ですか?」


「何ですか?
お金を下さい。」


「ですから!!
父と母はいません!!」


私は強く言った。