噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲

「そんなの、才能って言わないもん…」

「じゃー、小動物みたいなその体型」



褒められて…ないし。

ちんちくりんってコトじゃんかぁっ。

くびれナシ、胸ナシ、足首ナシ~?




「ひどいっ」

「見たまんま言ったダケだろ」

「若く見えて可愛いとか、そんなのないの!?」

「ブータンの年なら、若くて当たり前だろーが」




う…。

そうだけど。





「そうだっ!その、ブータンってのやめて。小春って名前があるんだからね」

もう、目の前の晴弥がパンツしか履いてないだなんて事も、気にならなくなってくる。

晴弥の部屋にズカズカと入り、あの誓約書が入ったバッグを目で探した。





「ブータンでいーだろ。似てるしな」

「似てないっ」





あの誓約書…

破いてやるっ!





そして、何も締結なんかしないっ。