廊下に出て、隣の晴弥の部屋の扉をノックする。


…返事ナシ。
もしかして、寝た?

もっかいノック。
今度は少し強めに。




「晴弥ぁ。お風呂どーぞ」

「あぁ」

小さく声が聞こえた。

…起きてるんだ?




「晴弥~、聞こえてますかぁ~?」

しつこかったのか、私の声に…晴弥が怒りながら部屋を出てきた。

「うるせーな。何度も叩くなっ」




「…ひぃっ」

突然部屋を出てきた晴弥は!




上半身裸…だった。

そう、あの写真集のように。




「きゃーっ、きゃーっ!きゃーっ!それ以上近づかないでっ」

ナマの免疫できてませんっ。

海パンだと何とも思わないけど、トランクス一枚にそれは…キツい!




「…そんな露骨に嫌がるかぁ?ブータン、オレのファンじゃなかったっけ」

「ふぁ、ふぁ…ファンは、過去の話ですーっ!そんな格好で…何やって」




晴弥の部屋を見ると、いくつかの筋肉改造用の機械が…。

いつの間にっ!