えぇ。

もぉ。持って行っちゃって下さい。

私だって、晴弥と一緒にいたいよぉ。







信じられないよ。

大好きなヒロが

私のコトを昔から知ってくれていた。





しかも…

写真の中の私に恋してたなんてっ。






その言葉だけで…幸せ気分になれるよ。








「…ん~。やっぱもぅちょっとかなー」

「もぅちょっと…ギュ?」

晴弥は私から体を離すと、ペロッと舌を出す。

「タツが言うほどデカくねーじゃん」

「はぃっ!?」

晴弥の目線は私の胸元に。

「そういうブカブカの服着てたらわかんねーからな。次にオレが戻る時までには、牛乳飲んで筋トレして、しっかり育てとけよ!」

なっ…

な…

何~っ!?





やっぱり晴弥はヘンタイだぁ!





ただ純粋に抱きしめられてたワケじゃなかったんだ。

私のドキドキ返せぇ~っ!




「バカっ」

「バカで結構。期待してるぜ、ブータン」



晴弥はニヤニヤして、私の頭をパコンと勢い良く叩いた。