「しょうがないじゃない~っ!お母さんも背低いし、お父さんも高くないもん。ご飯食べても食べても、伸びないんだもんっ」

「…ハハ、まぁいーんじゃねぇの?」

晴弥は諦めたように私の頭をポンポンたたく。






「変わってねーからさぁ…オレロリコンなんかなとか…悩むじゃん」

「えっ!?」

「いや…まだヘンタイにはなりたくないし?…頑張って、もうちょっと成長しろよ」

ほへっ!?





晴弥はそう言って

しばらく私の頭をなでていてくれた。








えーっと

…てコトは

成長すれば、晴弥は認めてくれるってコト!?






えっ!

えっ?

…わかんなぁい。





そんな時

不意に晴弥が顔をあげる。





「…なぁ、一瞬だけ。抱きしめていい?」