噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲

「30センチ以上近づいたらダメって言ったじゃん!あの誓約書、晴弥が書かせたんでしょお?

今…近づき過ぎなんだからぁ」

「まぁな。あれはぁ…オレにセーブきかせる為の誓約書だし。今はもういーわ」




「晴弥がセーブ?えっ、何を?」

「昔からな…ブータンの両親から、うちの親に手紙がよく届いてんだよ」

…へぇ。

お母さんマメだもんね。今回に限り、全く連絡ないけど。



「家族四人の写真だとか、弟の芋掘り、ブータンの遠足

…色々送られてきては、うちにその写真が飾ってあった」

えっ、じゃあ。晴弥はずっと私を知ってたって…コトぉ!?

恥ずかしいぃ。




「…うちはさ、海外で暮らしてたし、日本の生活ってのにすげー興味があった。だから、ブータンの学校の写真とか、見てるだけで楽しかったぜ」

「…知らなかった」

「だろうな。うちはそういうの送んない親だから。…でも、確か物は送ってたハズ」