噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲

晴弥はみんなから個別でもらった、プレゼントを一つ一つ開けていた。

だいたいみんな手紙を添えていて、中身を見ては、ニヤリと笑ってまた封筒にしまっていた。

「意外とちゃんと読むんだね?」

「…たりめー。オレを誰だと思ってんだよ」

「薄情男の偽物アイドルっ」

「言うよーになったな、ブータンめ」

だって、こういう風に

晴弥とバカやるのも…今日が最後。





思った通り、晴弥は私の前までやってきた。



「ブータン、お前がオレにそんな口叩けるのも今日までだから」

「わかってる!…ねぇっ、晴弥ぁ」




晴弥の両腕をガシッと掴んだ。




晴弥は少し驚いてたけど、私から目をそらさずにいてくれた。




「…どした?」

「私に思い出を下さいっ」




言った…!

言っちゃったよぉ。





ドキドキと胸は

ヒートアップ!





バ~カ!

やるかよ。






って、言われてもいいんだ。