急に泣き出したユズを気がつけば自分の腕の中に閉じ込めていた。



魔法も使えない、多少武術や馬術の嗜みはあるものの、力では男には勝てない。



自分が守らなければいけない存在



そして自分らしくない台詞まで吐いていた。



何が起こるかわからない場で守ってやるなんて簡単に言っていい台詞ではない





その理由にもっと早く気がつけば良かったんだ