大成功のポテトグラタンとコンソメスープを、新菜はほんの五分で食べ終わってしまった。


「あ~、お腹一杯!」


私のベッドにコテンと頭を乗せる。


新菜は新菜でも女装前。


有本君が私のベッドに身体を預けているようにしか見えなかった。


毎回、何気ない行動を見逃すことなく、私の心臓はテンポを上げる。


反則だよ。