私は嘘で出来ている。

「すごい…綺麗…」


「私は本物の女です」


私は私で慣れていて、すぐに誤解を解く。


「あっ!ごめんなさい」


「いえ。ご来店ありがとうございます。ご指名はされますか?この綺麗な新菜は新人ですけど、初めてのお客様にはお勧めですよ」


「じゃあ、こちらの方で」


新菜ちゃん初指名の瞬間だった。