「大丈夫?? もう怖くないよ。 驚かせてごめんね?? だから泣き止んで??」 そういって 初対面の子の背中を さすってくれちゃうくらい 優しい。 夏帆さんは とびきり優しい人だった。 非の打ち所がないとは このことだ。 神は二物を 与えないんじゃなかったっけ??この人は何個 貰ってるんですか。 こんなに優しい声で 諭されて、 私の行きどころのない この多くの疑問は どうしたらいいのか。 今でさえ わからないんだから、 この時わかるはずもなく、 その日はただただ なくばかりだった。