青い過日

「誰だよ、邪魔すんな!」


男の一人がわたしに怒鳴る。

二人とも、遼と同じ制服を着ている。


「ゆ…い?」


遼がわたしを見た。
口から血がでてる…。


「お前も痛い目みたくなかったらどっか行けや!」


男が睨んだ。
わたしはぎゅっと目をつぶった。


「…待ってくれ。」


遼が割って入る。


「謝る、謝りますから、こいつはやめてください。関係ないから。」


遼は手をついて二人に謝った。


「ふざけんな!」


男の一人が足を振り上げる。


わたしは咄嗟にその間に飛び込み、軽く吹っ飛ばされてしまった。


…痛った…。


「唯!」


遼はわたしのほうを向き、二人を睨んだ。


二人はちょっとばつの悪そうな顔をし、顔を見合わせると、のろのろと去っていった。


遼がわたしの傍に駆け寄る。


「唯…!大丈夫か?なんで入ってくんだよ!ケガしたか?」

「遼…、大丈夫?血が出てる…。」

「俺のケガなんかどうだっていいよ…!」