「…もしかして、彼氏?」


遼が聞く。


「…うん。」


小さな声で答える。


「前田、そいつ誰?」


達志は今までに見たことない顔でわたしに聞いた。


「あの…、えっと、」


「本多が山口から聞いたって俺に連絡してきたんだ…、昨日そいつと会ってたのか?」


返答に困っていると、遼が答えた。


「そうだよ。」