遼がわたしを連れていった先はファーストフード店でもクレープ屋でもなく、静かな喫茶店だった。


「唯は何飲むの?それともパフェとかにする?」

「ん…、」


勝手な遼をどうするべきか考えながらメニューを開くと、美味しそうなチョコパフェ。


「…チョコパフェにする。」

「おけ。」


遼は店員に注文すると、口を開いた。


「今日唯に会えてよかった。どうしても会いたくて。」


わたしはどぎまぎした。