青い過日

地味で優柔不断で冴えなくて…何か特技もない。
趣味もない。

遼がどうしてこんなわたしを好きになってくれたのかわからないし、ずっと好きでいてもらえるにはどうしたらいいかわからない。


わたしは家を飛び出した。
今すぐ自分を変えたくて。


近くのドラッグストアに着くと、コスメのコーナーへすぐに向かったが、途端に固まってしまった。

どこのメーカーの何を買えばいいんだろう…。

とりあえず、マスカラ?ファンデ?グロス…??

値段は安いのでいいのかな…。


「…い、唯!」

「わぁっ」


急にポンと肩を叩かれ、飛び上がりそうになる。


「ゴメン驚かせた!?」


そこにはいたずらっぽいえくぼを浮かべた美咲がいた。