【ヤツらの存在ー17】


ここでオッサンが
クイクイっと話に
割り込んだ。








「サキさん。
チョットいいですか?
つかぬことを
お聞きしますが、
さっきから「ヤツら」
とおっしゃってますね?

…まさか、
レベル10の霊以外に
他にもレベルの高い
ヤツが存在するってこと
ですか?」








その社長レベル一匹でも
恐ろしいのに、
他にも高いレベルが
いると思うと、
ゾッとする。









オッサンの予想では
ヤツらは特殊能力が
使えると
サキが言ってたので、
社長クラスが一匹
レベル7の霊が二匹程
と考えた。










しかし、そんな予想も
サキは裏切った。









「……ヤツらは
音楽室、美術室、化学室

それぞれの部屋に
1人ずつの、
合わせて三人…


その三人全員が…………
……………………………





……レベル10だ……」









………………









………あああ!








あわあわあわあわ!!









「ヒ!ヒィエ~~!!」









オッサンは慌てて学校を
飛び出した!