霊務

【ヤツらの存在ー１３】


可笑しく笑ったが、
サキはまた表情を変えて
作戦を練る。








「じゃあ、メンバーは
レベル６が２人の
レベル５が１人と
レベル２～３のアタイの
部下達か…
ヤツらをうまく
追っ払えるか…」








するとオッサンは
クイクイクイッ！！っと
メガネを上げる！









「何故わたくしも
メンバーに！！」









……とはサキに言葉を
出せなかった。

（だって偉いんだもん）







上司の命令に逆らえない
人間社会にいるオッサン
と変わらない…








「サキ～
レベルレベルって
いろんなレベルある
みたいだけど
私新人だからいろいろ
知らないんだ。
教えてくんない？」







礼子の言葉に、
サキはどんと胸を打つ








「よし、
アタイが教えてやる！
何が知りたいんだい？」








「レベルによって
使える能力が知りたいな

今自分がどんなこと
できるか分からないや」








サキは、
うんうんと頷くと
説明をし始めた









「能力は、
表に出してやるから
次を見てくれ！」