【礼子と愉快な仲間達ー39】
礼子が教室内をさ迷い
続けて、しばらく時間が
経った。
「ウヒヒ、逃げたかな?
全く臆病な霊達だ」
礼子は、
その声をキャッチして
山田のとこへ向かった。
そして、礼子は手を上げ
山田に近付いた瞬間…
スッ………
霊なので、
生身の人間をそのまま
すり抜け、
頭が柱にコツンと
当たった。
その流れで、
礼子はある物にも触れ、
それを落としてしまう。
その物とは美術室にある
「絵の具」
色は赤。
それが落ちる途中、
偶然にも山田のワラ
人形に絵の具がかかった
のだ。
山田は、
さっき礼子が出した音の
ドアばかりを注目して、
それに気付いていない。
(何か寒気するなあ…)
礼子にすり抜けられた
山田はそう思い、
クルっと振り返り
ワラ人形を見た。
すると、さっきまで何も
なかったワラ人形に血が
(絵の具)が付いていた!!
ビク!!!
それは釘を刺した
人形から、血がダラダラ
垂れてるように見え、
山田を一歩身を引かせた!
そして、次の瞬間…!
「…痛いよ~痛いよ~」
柱に頭をぶつけた礼子は
手でさすりながら言った
礼子が教室内をさ迷い
続けて、しばらく時間が
経った。
「ウヒヒ、逃げたかな?
全く臆病な霊達だ」
礼子は、
その声をキャッチして
山田のとこへ向かった。
そして、礼子は手を上げ
山田に近付いた瞬間…
スッ………
霊なので、
生身の人間をそのまま
すり抜け、
頭が柱にコツンと
当たった。
その流れで、
礼子はある物にも触れ、
それを落としてしまう。
その物とは美術室にある
「絵の具」
色は赤。
それが落ちる途中、
偶然にも山田のワラ
人形に絵の具がかかった
のだ。
山田は、
さっき礼子が出した音の
ドアばかりを注目して、
それに気付いていない。
(何か寒気するなあ…)
礼子にすり抜けられた
山田はそう思い、
クルっと振り返り
ワラ人形を見た。
すると、さっきまで何も
なかったワラ人形に血が
(絵の具)が付いていた!!
ビク!!!
それは釘を刺した
人形から、血がダラダラ
垂れてるように見え、
山田を一歩身を引かせた!
そして、次の瞬間…!
「…痛いよ~痛いよ~」
柱に頭をぶつけた礼子は
手でさすりながら言った



