【礼子と愉快な仲間達ー33】
一方こちらは3バカ
トリオ。
サキを撃退したことに
より、調子づいてるかと
思われたが、
彼等の様子は
おかしかった。
何故か札夫と山田は、
固まっていたのだ。
「マジ、お前ら今の
聞こえたか?」
阿部の問いに、二人は
小さく頷いた。
「ウ、ウヒヒ…
ご指名とはね」
「おい、マジ札夫。
マジ、お前の本名は田中
だろ?
マジウケる!
マジ放送室行ってこいや!!!!」
そう、先ほどの礼子の
放送が、3バカにも
聞こえていたのだ。
礼子はオッサン(田中)
を呼び出したが、
札夫の本名も田中なので
札夫は自分が
呼び出されたと、勘違い
してるのだ。
こんな初めてのケースに
札夫は少し困惑気味
である。
「…な、なんで俺1人
だけなんだよ…
ハ、ハハ。
まあいいだろう、俺の
札の恐ろしさを思い
知らせてやる!」
札夫はバシっと気合いを
入れた!!
「阿部ちゃん。
俺、行ってくるから、
適当に校内歩いててよ」
そう言い、
札夫は大量の札を
握りしめ、
放送室に歩いて行った
のだ。
札夫が去るまで、
しばらくその後ろ姿を
2人は見守っていた。
「ウヒ……阿部ちゃん
今の放送凄いね…
札夫じゃなく本名で
呼ばれるなんて…
それにレイコって…」
さすがの山田も、
それが逆に少しだけ怖い
ように思えた。
だが阿部は……
「マジ、ホントウケる!
マジキャバ嬢からの
指名みてえだ!
マジサイコー!!!」
全く恐怖を感じて
いなかった…
一方こちらは3バカ
トリオ。
サキを撃退したことに
より、調子づいてるかと
思われたが、
彼等の様子は
おかしかった。
何故か札夫と山田は、
固まっていたのだ。
「マジ、お前ら今の
聞こえたか?」
阿部の問いに、二人は
小さく頷いた。
「ウ、ウヒヒ…
ご指名とはね」
「おい、マジ札夫。
マジ、お前の本名は田中
だろ?
マジウケる!
マジ放送室行ってこいや!!!!」
そう、先ほどの礼子の
放送が、3バカにも
聞こえていたのだ。
礼子はオッサン(田中)
を呼び出したが、
札夫の本名も田中なので
札夫は自分が
呼び出されたと、勘違い
してるのだ。
こんな初めてのケースに
札夫は少し困惑気味
である。
「…な、なんで俺1人
だけなんだよ…
ハ、ハハ。
まあいいだろう、俺の
札の恐ろしさを思い
知らせてやる!」
札夫はバシっと気合いを
入れた!!
「阿部ちゃん。
俺、行ってくるから、
適当に校内歩いててよ」
そう言い、
札夫は大量の札を
握りしめ、
放送室に歩いて行った
のだ。
札夫が去るまで、
しばらくその後ろ姿を
2人は見守っていた。
「ウヒ……阿部ちゃん
今の放送凄いね…
札夫じゃなく本名で
呼ばれるなんて…
それにレイコって…」
さすがの山田も、
それが逆に少しだけ怖い
ように思えた。
だが阿部は……
「マジ、ホントウケる!
マジキャバ嬢からの
指名みてえだ!
マジサイコー!!!」
全く恐怖を感じて
いなかった…



