【礼子と愉快な仲間達ー32】


初めて見る放送室の機材
を見て、礼子は珍し
がっている。







だがやり方の張り紙が
貼ってあるので、
放送くらいは出来そうだ







「さて…
なんて言おうかな?
私の声分からないかも
しれないから、
オッサン来いって
言っても、どのオッサン
か分からないかな?
名指しで呼んであげよ」







礼子は放送のスイッチを
パチっとオンにすると、
マイクに向かって喋った







「田中さん、
礼子は放送室よ。
待ってるわ」







パチンとスイッチをオフ
にして、礼子は満足げだ







「これでよし!」








礼子はオッサンを待つことにした。