【礼子と愉快な仲間達ー28】


札夫はそれを、阿部が
指す方に口を向けた






「ただのオモチャと思うなよ。
俺が手を加えた一級品、
その名も
「ネオ札バズーカ2号」
↑(昔一回失敗した)
それじゃあいきまっせ!!」







ドゴン!!!!







札夫がスイッチを押すと

バズーカから様々な札が
発射された!!






その札は風に乗って
螺旋を描きながらサキに
絡みついた!







「う、うわあ!」







これにはさすがのサキも
たまらず退散して
しまった。







「ワハハハハハ!どうだ
俺の札の味は!
恐れ入ったか!」








「ウヒヒ…散らかす
だけで、相変わらず美学のないヤツ」







「マジもう倒しちまった!!
マジ弱いじゃん!
マジ勘弁だよ!」







もはや、
この三人の勢いは、
誰にも止められそうに
なかった