【礼子と愉快な仲間達ー26】


そんな生きた伝説の
彼らが、この廃校の噂を
聞きつけ、やってきた
のだ!







「さあ阿部ちゃん、
まずはどこから行く?」







札夫の呼び掛けに阿部は
反応せず、廃校の雰囲気に浸っている。






「……マジここサイコー

マジこええよ」







そう言いながら、奥へと
ガンガン進んでいく。







「ウヒヒ……
いい柱があるじゃないか…
俺の釘打ってみたいもんだよ」








「全く、山田はすぐ
手頃な柱を探す…
分かってるのか?
ここは有名な廃校だぞ?

………ム!!!
くらえ!!!」







「マジで札夫も、マジ
しょぱなから札散らかす
なよ!
マジウケるぜ!」







全く怖がっている様子も
ない三人であった。