【礼子と愉快な仲間達ー17】


その頃、礼子はというと

A棟校内ボス霊・サキに会いに来ていた。







他にも、
礼子とサキを囲んで、
校舎の全員の霊達が
集まっていた。






「アンタねえ……
ホントよく喋るねえ…」






「そう?だって話すの
楽しいじゃん!
サキも気兼ねなく、私と仲良くしてね!」






すると他の霊は、礼子に注意をしてきた。






「コラ!姉御にサキとは馴れ馴れしい!
お前は、グラウンドを
任されてるような霊だ!
身分が低いんだから、
敬語を使え敬語を!」






すると礼子は鋭い眼光で
睨みつけ、
一言「コロス」と
言ってみた。






「ひ、ひぃ!!
おかあちゃ~~ん!!」






その霊は泣きながら
去っていった。






「あっはっは!
情けない霊ねえ~!
サキからもしっかり指導しないと軟弱した霊が
増えちゃうよ?」








しかし、
この霊達はこの霊達で、
そんな気楽な霊生活を
心から楽しんでいる。






そこで礼子は一つ、
全員に聞いてみた。