【礼子とオッサンー14】


「よ!オッサン!
今日も公園のブランコで
1日過ごしてたかな?」



「失礼だな!
失業したオッサンみたく
言うんじゃないよ
礼子君!!」



「キャハハ!
わりいわりい」



「……ふっふっふ。
礼子君。
それよりやっと犬語の
呪いが解けたぞ!」



「あ、ホントだ。

タイトルも元に戻ってる

良かったねオッサン!」



「元はと言えば?
君のせいでしょ!!

全く…
大変だったんだぞ?

映画見るのも
『大人一枚ワン』
って言って、
恥ずかしかったよ!」



「オッサン霊なのに
お金払ったの?

映画なんてタダで
見れるのに?」



「あ………

1500円損した!!」



「バカだなあ~
私みたいに
堂々と素通りしなきゃ」



「礼子君!
君は人間だから!
ソレ犯罪だから!!」



「犯罪だなんて
大げさだよ~~

そう言えば
罪で思い出したんだけど
オッサンこの前
作者の
花瓶割ったんだって?

そりゃ罪だよ~」



「!!

あれは、
礼子君が
イタズラで仕掛けた棒に
足が突っかかって、
倒れた勢いで
割っただけだよ!」



「作者カンカンよ?

だからオッサン
給料査定下がるのと
罰ゲームするのと
2つの内どっちか選べ
ってさ」



「私1人の責任かよ!
君も共犯だろ!

と言うか、
また査定の話かよ…」



「査定に響くの絶対
嫌そうだね~

じゃあ罰ゲームだね!」



「人事だと思って!
…まあ罰ゲームなら
まだいいか…

それで内容は?」



「この箱の中に
何枚か紙があるから
引いてってさ。

いろいろな種類の
罰ゲームがあるみたい」



「全く…
なんで私が(ブツブツ)

引いたよ礼子君」



「はい、え~っと
罰ゲームを発表します!

「今月2月いっぱい
猫語で話すように」
です!」



「………」