【礼子とオッサンー3】


「礼子だよ!!
みんな!
あけましておめでとう!
今年も一年、
雨水の小説をヨロシク
お願いね!!」








「あーーーーー!!!!
礼子君!!
新年の挨拶は私がやる
約束じゃないか!!」








「そんな堅いこと
言わないでよ
おじちゃ~~~~ん!」








「お、おじちゃん?」








「ほら~~
新年早々そんな
プリプリ怒らない~
プリプリな若い私が
いるんだから~
ウフフ~~」







「れ、礼子君…?

あーー!!
君!甘酒こんなに
飲んで……!!

あーーーーー!!!!!
これは私の焼酎
鬼殺し!!
君、未成年だろ!!?」








「ヒック……

何言ってるのよ…
私高校3年の18歳よ?
18歳以上だから
酒もタバコも
もうOKよん☆」







「いやいやいやいや。
両方ダメだから礼子君」








「きゃはは!
堅いこと気にしない」








「それは
堅いこと言わないと
捕まるから礼子君」







「そんなことより
飲みなさいよ!
ほらほら、モチろん
モチもあるわよ
きゃはは!!」








「うわ!
礼子君飲むと絡む上に
つまらない親父ギャグ!」








「つまらない親父は
オッサンでしょ??
オラ飲めや!!」








「ヒ、ヒィ!!
ブクブク……」







「あーあ、オッサン
つぶれちゃった…
酒弱いなあ~

……ん?
あ、みんな!
1月の末には新しい
小説始まるよ!」








「う~ん……
このタイミングで
宣伝かよ礼子君~…
ムニャムニャ」








「さすがオッサン、
寝ててもツッコミ
忘れない!

まあとにかく、みんな
今年もヨロシクね!」