【最終戦ー11】


「な、なんみょう~
ほうれんげ~~
と~~かい~?
う~~~つく、
ど~かい
しゃ~め~そ~?
なん~かい~~
きゃん~で~~~ず~
そく、そく~かい~?」








まだまだ新人の鈴本君は
お経を覚えきれていない。









ってか、
南海キャンディーズって
言わなかったか今?










「ぎゃ~~~~~~!!!!!!!!!!
お経は止めてくれ~~~~~!!!!!!!!」









苦しみ、
逃げようとしている
三人に、

礼子は金縛りで
無理やり引き止めている。








「ほらほら、
ありがたいんだから
ちゃんと聞いて!」







ちなみに
サキ達やオッサンは
遠くに非難…







しかし、
何で礼子には
お経が通じないのか?








いくら自分が召還した
能力でも、
お経はどんな霊にも効く







不思議だ…








未だ、
慣れない鈴本君のお経は
続いていた。







「ほ~~~れんげ~
ほ~~~~れんそ~
と~つく、と~かい
しゃ~め~せ~?
ぜん~あく~そ~め~
と~つく~~?」








「うぎゃあああ!!!
せめて、
まともにお経読め~~~!!!!!」








三人は泡を吹き、
次々と倒れる!







そして、
彼の長々しいお経が
終わった頃、

三人は煙となり、
完全に
成仏したのだった…