【ヤツらとの戦い!ー6】

「アナタのハートに
ミルクシェイク~♪
イエイイエイ・カモン!
骨粗しょう症も
怖くない~♪
健康オジサン
八橋ダイエット~♪
だけどリストラは
怖い~♪
今だ合体トランス
フォーマー新聞戦士
最強だ~♪
でも奥さんチンピラ~♪
マジ怖い~♪」







何かの主題歌の歌詞を
口ずさみ、

礼子はお菓子を調達しに
校内を徘徊している。







「こっちの校舎は
何もないわね…
向かいの校舎に
食料ないかな?」







それはB棟をさしていた








「遠いなあ~
めんどくさ!」






仕方なしに、
渋々と礼子は
B棟へと歩き出した。







そう、
今頃そのB棟はと
言うと…







サキは、
B棟の渡り廊下の
とこまで、
差し掛かっていた。







「もうすぐ渡り廊下だ!」







しかし、
そこには異様な空気が
流れていた。







その異変に、
サキは素早く察知した。








なんだ……?

人形が立っている…?






先を見ると、
人型のサイズの人形が
たくさん立っていた。







しかし、
それはすぐに間違えで
あることに気付いたのだ







「あ、姉御!!」







先頭の部下が慌てて
引き返す。







「な、仲間が!仲間が!」







「なんだい!?
どうしたんだ?!」






部下は青ざめた表情で
報告をした。







「みんな石に
されちまっている!!」







「なんだって!?」







そう…
そこに立っていたのは
人形ではなく、
先程先発として行かせた
仲間達の無惨な姿で
あった…