【バカ再びー4】


「そんな!早すぎる!」







予定より早い
ヤツらの到来に
皆、一斉に緊張が走る。








すると、
奥から一人の部下が
走り込んできた!








「あ、姉御~~!!」








「どうした!?
ヤツらがもう来たか!」








「そ、それが…!」








部下の霊は、
礼子をチラッと見た。








「あ、兄貴を出せって…
ご、ご指名です!」








アタシ?

と言った感じで、
礼子はキョトンとしてる








「まあ、いいや。
よく分かんないけど
行ってみよ。
アメでも貰えるかも☆」








そんなのん気な礼子に
サキは焦る。









「お、おい!
待った!
1人で行ったら、
ヤツらに殺されるのが
オチだ!」








すると部下の霊は
慌てて説明をした!







「ち、違うんです姉御!
ヤツらじゃありません!」









「は?ヤツらじゃない?
とすると、
この子の担当してる
オジサンかい?」








「い、いえ…
それが……」








ごもってる部下に
サキは苛立ちを感じた。








「ええい!なんだ!
さっさと言え!!」









「訪問者は、
に、人間です!!」