「わぁ……凄いバイク……」 「ふふっ。安全運転で行こうね」 ヘルメットを渡された彼女は、やけにはにかんでいるが、正直どうでもいい。 俺を好きだろうがなんだろうが、構わない。 ――役に立ってくれさえすれば大事にしてあげるよ?