アナタだけのお姫様



「ほら、行ってらっしゃい」


「いってきま……」


 日和を送り出した後、俺はある人にメールを送る。


『もし暇ならうちでお茶しない?☆』


 確実に来る事は分かっていた。


 ――俺はこの日の為に、計画的に動いていたんだから。