「日向なんだって?」 「今から行くー、だって」 ――侑也と話しながら待っていると、ひなが駆け寄ってきた。 「ごめんね、待たせちゃったね」 「ひなー!」 「久保君もわざわざごめんね。日和を送ってもらっちゃって」 「やー、平気だよ」 「ありがとね、侑也!!」 「おう。今度ミルクティーよろしく」 そんな安いもんでいいのかよ!? 「オッケー」 「んじゃ、また」